


山形県長井市。水と緑に囲まれたこの街で、私たちサンノー企画印刷は日々「紙とインク」に向き合っています。
私たちが運営する「THE WRAPPING TAILOR」は、世界でひとつだけのオリジナルデザインを1巻から形にする、いわば「ラッピングの仕立て屋」です。
今回、私たちは「12のバリエーション」という形を借りて、日常のあらゆるシーンに溶け込むラッピングの可能性を可視化しました。これは単なるサンプル帳ではなく、店主の想いやイベントの空気感を「どう包むか」を、地域の方々と共に考え抜いたひとつの答えです。
なぜ、私たちは「12もの顔」を仕立てたのか。
「オリジナルを作りたいけれど、具体的にどう使えばいいか迷ってしまう」
そんなお客様のリアルな声が、このプロジェクトの出発点でした。
アパレル、カフェ、本屋、あるいは地域のスポーツチーム。
それぞれの場所には、届けたい独自の「温度」があります。私たちは印刷会社として、ただ注文を待つのではなく、「こんなシーンで使ったら、もっと想いが伝わるはず」という想像力の種をまきたかったのです。
12通りの提案は、私たちがこれまで山形の街を歩き、多くの作り手の方々と会話をする中で見つけてきた、ささやかな日常の幸せの断片でもあります。
印刷の枠を超えて。「仕立て屋」としての私たちの関わり方。
サンノー企画印刷の役割は、データをそのまま形にすることだけではありません。
「THE WRAPPING TAILOR」という名の通り、私たちは対話を大切にします。
「このお菓子の香りを、色で表現するなら?」
「この本を贈る人の、指先に残る感触は?」
そんな風に、お客様と一緒に「正解」を探していくプロセスそのものが、私たちの価値だと考えています。1巻から作れるというハードルの低さは、決して効率のためではありません。
「小さく始めて、大切に育てたい」という作り手の情熱に、一番近い場所で寄り添うための選択です。

長井から広がる、日常を少しだけ特別にする魔法。
私たちの活動は、「MonMonMon」というクリエイティブな実験の場とも繋がっています。
ここで生まれるアイデアや、地域の方々との何気ないお喋りが、新しいテープのデザインに繋がることも少なくありません。
山形県長井市という場所から、オリジナルのリボンやテープが全国へ、そして誰かの大切な人の元へと届いていく。
そのリボンを解く瞬間、贈り主のこだわりが伝わり、会話が生まれる。
私たちが担っているのは、単なる「包み」の製造ではなく、「人と人の繋がりを、少しだけ強く、美しく結ぶこと」なのだと実感しています。
まとめ
12のバリエーションは、あくまで入り口に過ぎません。
大切なのは、そのテープが貼られた先にどんな笑顔があるか。
私たちはこれからも、山形・長井の地から、印刷という技術を使って「想いを形にする」お手伝いを続けていきます。
「何か面白いことを始めたい」と思ったとき、真っ先に顔が浮かぶような、そんな頼れる仕立て屋でありたい。
今日も工場では、新しい物語を乗せたテープが、ゆっくりと巻き取られています。
関連リンク
THE WRAPPING TAILOR公式Instagram https://www.instagram.com/thewrappingtailor/