


梅雨明けの気配が近づくと、山形の街にはどこからともなくシャンシャンと鈴の音が聞こえてくる気がします。2024年7月28日、南陽市にある「ciel Green Lounge(シエル グリーンラウンジ)」にて、特別なワークショップを開催しました。
住宅メーカーの「シエルホームデザイン」様と、私たちが運営する包装紙専門店「THE WRAPPING TAILOR」がタッグを組み、親子で「オリジナル花笠」をつくる。伝統をそのままなぞるのではなく、今の暮らしに馴染む感性でアップデートする試みです。
伝統の「形」を、自由な「紙」で再解釈する
なぜ、印刷会社である私たちが花笠づくりを?
その答えは、私たちが日々向き合っている「紙」の可能性にあります。
今回のワークショップでは、伝統的な花笠のスタイルをベースにしつつ、素材にはあえて和紙やトレーシングペーパーなど、表情豊かな「ラッピングペーパー」を選びました。講師を務めたのは、THE WRAPPING TAILORのラッピングコーディネーター・小関智恵美。
「包む」という技術は、贈る相手を想う気持ちを形にするもの。そのエッセンスを花笠に加えることで、お祭りの道具が「自分だけの宝物」に変わる瞬間をデザインしたかったのです。
暮らしを彩るパートナーとして、何ができるか
このプロジェクトは、シエルホームデザイン様との「オーナー様に豊かな体験を届けてほしい」という共通の想いから始まりました。
サンノー企画印刷の役割は、単に資材を準備することではありません。会場に流れる空気感や、親子が向き合う時間そのものをプロデュースすること。
「この紙とこのリボン、意外と合うね!」
「パパ、もっとここをふわっとさせて!」
そんな会話を引き出すために、色とりどりのペーパーを並べ、触れた時の質感までこだわってセレクトしました。私たちは、クライアント様の「やりたいこと」の半歩先を、一緒に歩きながら形にする伴走者でありたいと考えています。
指先から伝わる、地域と文化の心地よい距離感
「伝統」と聞くと少し身構えてしまいますが、もっと軽やかに、遊び心を持って触れてもいいはず。3歳のお子様から大人まで、夢中になってハサミを動かし、リボンを結ぶ。出来上がった花笠を掲げた時の誇らしげな笑顔が、何よりの成果でした。
山形に根ざす企業として、地域の文化を次世代にどう繋いでいくか。それは教科書で教えることではなく、こうした「自分でつくった!」「可愛い!」という直感的なときめきの中にあるのだと、改めて実感しました。
まとめ
「印刷」の枠を飛び越えて、誰かの思い出の1ページを一緒に綴ること。
今回のワークショップを通じて見えたのは、素材(モノ)を通じて生まれるコミュニケーション(コト)の価値でした。これからもサンノー企画印刷は、地域の皆様や企業様と「おもしろい」を形にしながら、日常を少しだけ特別にするお手伝いを続けていきます。
さて、次は何を「包んで」みましょうか。
関連リンク
シエルホームデザイン 公式サイト:https://www.cielhome.jp/
THE WRAPPING TAILOR 公式Instagram:https://www.instagram.com/the_wrapping_tailor/
MonMonMon 公式Instagram:https://www.instagram.com/monmonmon.jp/