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名古屋の学生と描く、長井の新しい表情。地域づくりフォーラムで披露した「デザイン」がつなぐ縁


2025年1月25日、冬の長井市で開催された「長井市地域づくりフォーラム」。会場の一角に並んだのは、どこか懐かしくも新しい、鮮やかな包装紙とポストカードです。これを作ったのは、名古屋からやってきたファッション専門学校の学生たち。彼女たちが長井の街を歩き、肌で感じた魅力を、私たちサンノー企画印刷が一緒に形にしました。遠く離れた地で暮らす若い感性が、どうして長井の伝統と響き合ったのか。制作の裏側にあった想いをお届けします。

きっかけは「マッチング」。名古屋の学生が長井で見つけた、唯一無二の魅力。

この取り組みは、長井市コミュニティ協議会さまが主催する「長井×ファッション マッチングプロジェクト」から始まりました。昨年、名古屋からファッションを学ぶ8名の学生が長井を訪れ、サンノー企画印刷にも会社見学に来てくれたことがすべてのスタートです。

その際、私たちが展開している「mon mon mon」プロジェクトに深く共感してくれた2名の学生がいました。「この街の魅力を、自分たちの手でデザインしてみたい」――そんな真っ直ぐな想いに応えたいと考え、今回のコラボレーションが動き出しました。外からの視点が入ることで、私たちが当たり前だと思っていた長井の景色が、全く新しい輝きを放ち始める。その予感に、私たち自身もワクワクしていました。

印刷だけではない、対話から生まれた「お麩」と「地図」の物語。

今回形にしたデザインは2種類。ひとつは、長井の名産である「お麩」のフォルムを大胆に捉えたもの。そしてもうひとつは、長井の市街地を軽やかに描き出した「地図」をモチーフにしたものです。

制作過程では、単にデータをお預かりして刷るだけではなく、何度も言葉を交わしました。「長井の空気感を伝えるには、どの色が一番近いかな?」「包装紙として手に取ったとき、どんな手触りなら喜んでもらえるだろう?」と、学生たちの感性を大切にしながら、私たちの技術でどう表現するかを一緒に探ってきました。

サンノー企画印刷が大切にしているのは、この「一緒に悩み、一緒に形にしていく」プロセスです。単なる印刷会社を超えて、アイデアを現実のものにするパートナーでありたい。包装紙に加え、日常で使いやすいポストカードも作ったのは、そんな会話の中から生まれたアイデアでした。

地域と人の境界を超えて。これからの「ものづくり」が繋いでいくもの。

フォーラム当日、ブースを訪れた地元の方々が「あ、これお麩じゃない!面白いね」「私の家、この辺にあるよ」と、デザインをきっかけに会話が弾む様子を目の当たりにしました。名古屋の学生が描いた長井の姿が、地元の方々にとっての誇りや、新しい発見に変わった瞬間でした。

私たちがこのプロジェクトを通して届けたいのは、単なる商品ではありません。長井という場所が、若い才能にとっての挑戦の舞台になること。そして、その橋渡しを私たちが担うことで、地域に新しい風を吹き込み続けることです。

紙にインクを載せる。その先にある、人と人、地域とアイデアが温かくつながる瞬間を、これからも一歩ずつ形にしていきたいと考えています。

まとめ
遠く離れた名古屋と長井。学生と企業。異なる点と点が、デザインを通じてひとつの線になりました。今回のプロジェクトで見えてきたのは、外部の自由な視点と地域の伝統が交差したときに生まれる、瑞々しいエネルギーです。これからも、サンノー企画印刷は「書く」「刷る」という営みを通じて、地域を面白くするお手伝いを続けていきます。

関連リンク
・長井市コミュニティ協議会 https://nagai-community.com/
・mon mon mon https://monmonmon.jp/

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