


山形の冬は、時に厳しく、静かです。しかし、その雪景色の下には、私たちが普段の生活では気づけないダイナミックな美しさが隠れています。サンノー企画印刷では、有資格者によるドローン技術を活用し、長井市をはじめとする県内各地の「今」を上空から記録するプロジェクトを進めています。単なる空撮ではなく、その土地の広がりや温度感を可視化することで、地域の価値を未来へつなぐ試みです。
なぜ、今「空からの視点」が必要なのか?
私たちは長年、印刷物を通じて地域の情報を届けてきました。しかし、スマートフォンの画面や紙面で見慣れた風景も、視点の高さを変えるだけで全く別の表情を見せてくれます。「雪が多くて大変な季節」というイメージを、「雪があるからこそ美しい、この街の誇り」へと書き換えたい。そんな想いがこのプロジェクトの出発点です。
ドローンで捉える景色は、単なる綺麗な写真ではありません。隣の家とのつながり、街を囲む山々の稜線、そしてそこに暮らす人々の息遣いを感じさせる「地図以上の風景」です。この視点の変化が、地域に住む人や、山形を訪れる人にとっての「新しい発見」になると信じています。

印刷会社が「飛ばす」からこそできること
「なぜ印刷会社がドローンを?」と聞かれることもあります。私たちの役割は、ただ撮影してデータを納品することではありません。お客様がその映像を使って「誰に、何を伝えたいのか」を一緒に考え、形にすることです。
「撮って終わり」ではなく、その素材をパンフレットにするのか、SNSで発信するのか、あるいは数十年後のためのアーカイブにするのか。伴走者として一緒に悩み、最適な活用方法を提案するのがサンノー企画印刷らしいスタイルです。
地域と人の想いを、一枚の画に込めて
このプロジェクトは、私たち単体で進めているものではありません。地元の自治体や企業、観光施設、そしてそこで働く方々の協力があって初めて成立します。
空からの映像を見た方から、「自分の住んでいる街がこんなに美しかったなんて」という声をいただくことがあります。その言葉こそが、この取り組みの最大の価値です。上空から俯瞰することで、個々の点として存在していた施設や文化が、一つの「地域」としてつながって見える。その気づきが、シビックプライド(地域への誇り)を育むきっかけになればと考えています。

まとめ
記録することは、記憶することです。 真っ白な雪に包まれた山形の街並みを丁寧に切り取っていく中で、私たちは改めてこの土地のポテンシャルの高さを実感しています。
サンノー企画印刷は、これからも機材や技術といった「手段」に縛られることなく、地域の方々と対話を重ねながら、山形の魅力を一番良い形で表現する方法を探求し続けていきます。視点を変えれば、世界はもっと面白くなる。私たちはそう確信しています。