


2023年8月18日。米沢市にある生花店「Hana musubi」さんで開催された『Night MARCHE』に、私たちサンノー企画印刷は「THE WRAPPING TAILOR(ラッピングテーラー)」として参加しました。
日が落ち、少しだけ涼やかな風が吹き抜ける18時から21時までの3時間。色鮮やかな花々に囲まれた空間で、私たちは「紙」を通して、訪れる方々といろんなお話をさせていただきました。普段は山形県長井市の工場で黙々と印刷機に向き合っている私たちですが、この夜は少し趣向を変えて、地域の方々と直接手触りのある時間を過ごしてきました。
なぜ、花屋さんの夜市に「紙」を持って行ったのか。
Hana musubiさんは、ただ花を売るだけでなく、暮らしの中に彩りや潤いを提案されている素敵な場所です。一方、私たちサンノー企画印刷も、印刷物を通じて誰かの想いを形にする仕事をしています。
「大切な誰かに花を贈る時、その気持ちをそっと包み込むような紙があったらいいよね」
そんなシンプルな共感から、今回の参加が決まりました。私たちが展開する「THE WRAPPING TAILOR」は、その名の通り、仕立て屋(テーラー)のように贈る相手やシーンに合わせたラッピングを提案するブランド。花と紙、どちらも「誰かを想う気持ち」に寄り添うもの。その親和性を、夜のマルシェという少し特別な空気感の中で試してみたいと考えました。
印刷会社として、ただ「売る」以上の手触りを。
当日のブースには、私たちがデザインし、自社工場で丁寧に刷り上げたオリジナルのラッピングペーパーや文房具を並べました。
私たちが大切にしているのは、単にモノを販売することではありません。お客様が「あ、この柄、あの人に似合いそう」「この手触り、なんだか落ち着く」と、一枚の紙を手に取って迷うそのプロセス。その相談に乗りながら、一緒に「包む楽しさ」を見つけていくのが私たちの役割です。
「これ、ブックカバーにしても可愛いかも!」というお客様からのアイデアに、私たちの方が「なるほど!」と膝を打つ場面も。印刷会社という枠を超えて、使い手の方と一緒に新しい価値を見つけていく。そんな「共創」の楽しさが、あちこちで花開いていました。
暗がりに灯る光と、会話から生まれる温度。
夜のマルシェには、昼間とは違う独特の魔法がかかっています。スポットライトに照らされた花々はより艶やかに見え、集まる人たちの声もどこか穏やか。
そんな中で生まれる会話は、ビジネスライクなものではなく、もっと等身大なものでした。長井市に工場があることをお伝えすると、「あ、あそこの!」と親しみを持ってくださる方も。地域に根ざしてものづくりを続ける私たちにとって、こうした温度感のある繋がりこそが、明日からの印刷機を回す力になります。
印刷とは、本来とてもパーソナルで、温かいもの。それを再確認させてくれたのが、米沢の夜を彩ったこのマルシェでした。
まとめ
「紙に何ができるか」を、私たちはいつも考えています。
それはきっと、情報を伝えることだけではなく、人と人の間にある「想い」の隙間を埋めること。花結びさんでのひとときを通じて、私たちが目指すべき「仕立て屋」としての姿が、より鮮明に見えてきた気がします。
これからもサンノー企画印刷は、長井の工場から、地域や誰かの日常にそっと寄り添う形をつくり続けていきます。
関連リンク
Hana musubi Instagram https://www.instagram.com/hanamusubi_yonezawa/
THE WRAPPING TAILOR Instagram https://www.instagram.com/thewrappingtailor/