


2025年9月22日、山形県白鷹町。秋の気配が少しずつ深まるなか、私たちは白鷹中学校へと向かいました。
昨年に続き2回目となる参加。そこで待っていたのは、中学生たちのキラキラとした好奇心と、地域の伝統を自分たちの感性で捉え直す、山形県置賜総合支庁主催の「WAKU WAKU WORK in 白鷹中」の時間です。
今回は、私たちが企画・制作を手がけるプロジェクト『monmonmon』から、山形各地にゆかりのある「紋(デザイン)」をセレクト。シルクスクリーンプリントでトートバッグに再現する、創造的なひとときをお届けしました。
なぜ、印刷会社が中学校で「刷る」のか
「ただ印刷物をつくるだけではなく、つくる喜びを地域にひらいていきたい」
そんな想いから、このプロジェクトは動き出しました。
教科書やノートなど、身近にある「印刷」がどうやって生まれるのか。それを知ることは、自分のアイデアが形になるおもしろさを知ることでもあります。私たちは、学校という学びの場において、生徒たちが地域の文化に触れながら「自らの手で表現する」きっかけを、一緒に楽しみながらつくりたいと考えています。
白鷹から山形へ。それぞれの「お気に入り」を選ぶ
今回プリントに使用したのは、山形各地の歴史や風土をモダンにリデザインした『monmonmon』の紋(柄)たちです。
多様な選択肢:地元・白鷹に伝わる伝統的な紋を選ぶ生徒もいれば、直感的に「かわいい!」「かっこいい!」と感じた山形県内各地の柄を選ぶ生徒も。
自分だけの表情:インクの色を組み合わせ、スキージ(インクを伸ばすヘラ)を動かす。同じ柄でも、一人ひとりの力の入れ具合で世界に一つだけのトートバッグに仕上がります。
「どの色にしよう?」「この柄、よく見ると面白い形!」
そんな声が飛び交うなか、サンノー企画印刷のスタッフは、技術を教える講師というよりも、一緒に作品をつくる「ちょっと詳しい伴走者」として、生徒たちの試行錯誤に寄り添いました。
デザインを通して、地域と「対話」する
私たちがこのワークショップで担当しているのは、機材の準備や技術指導だけではありません。
自社で企画した『monmonmon』の柄を、その土地に住む中学生が自らの手でプリントする。この「体感」を大切にしています。
印刷機を通せば一瞬で終わる工程を、あえて自分の手で行う。版を上げた瞬間にパッと現れる鮮やかな柄。その驚きを共有することで、生徒たちと地域の文化、そして私たちサンノー企画印刷との間に、血の通った新しい関係性が芽生えていくのを感じました。
まとめ
2回目となった今回のワークショップ。白鷹の紋、そして山形各地の紋。それぞれの柄がトートバッグに命を吹き込まれ、生徒たちの日常へと溶け込んでいく。その過程に関われることは、私たちにとっても大きな喜びです。
これからもサンノー企画印刷は、印刷という枠を飛び越え、地域の人たちと一緒に考え、悩み、そして「わくわく」を形にする活動を続けていきます。さて、次はどんな出会いがあるでしょうか?
関連リンク
monmonmon(モンモンモン):https://monmonmon.jp/
白鷹町立白鷹中学校:http://www.shirataka.ed.jp/shirataka-j/
WAKU WAKU WORK in 白鷹中(2024年度様子)https://x.com/iine_okitama/status/1843868156772921714