


山形県長井市からバート・ゼッキンゲンへ、海を越えた文化の贈り物
山形県長井市の空気が少しずつ秋の気配を帯び始めた頃、遠く離れたドイツの街「バート・ゼッキンゲン」から心温まるニュースが届きました。
長井市の公式視察団が友好都市である同市を訪れた際、私たちの手がけるラッピングペーパーブランド「THE WRAPPING TAILOR」の折り紙が、現地の子どもたちや学生たちの手に渡りました。そこから始まったのは、言葉の壁をひょいと飛び越える、鮮やかな文化の交流でした。
なぜ、印刷会社が「折り紙」を届けたのか?
きっかけは、長井市とドイツ・バート・ゼッキンゲン市との長年にわたる深い絆です。私たちは常々、「印刷物」を単なる情報伝達の手段ではなく、誰かの想いを包み、届けるための「ギフト」だと考えています。
今回の視察にあたり、「日本の、そして長井の心を形にして持っていきたい」という相談を受けた際、真っ先に思い浮かんだのが、私たちのデザインと印刷技術を詰め込んだ折り紙でした。指先で折り進めるごとに形が変わっていく折り紙は、日本が誇る魔法のようなコミュニケーションツール。これなら、ドイツの人々とも笑顔で繋がれるはずだと確信したのです。
紙一枚が、国境を溶かすマジックになる
現地の新聞(Badische Zeitung)でも大きく取り上げられたのは、日本の学生たちが講師を務めた「Origami-Kurs(折り紙ワークショップ)」の様子です。
テーブルを囲んだのは、ドイツ、フランス、イタリア、そして日本の若者たち。
最初は少し緊張気味だった空気も、色鮮やかな紙が鶴やカブトへと姿を変えるにつれ、驚きと歓声に変わっていきました。
サンノー企画印刷の役割
私たちは、ただ「紙を刷る」だけではありません。その紙が、誰の手で、どんなシーンで使われるのかを想像しながら、手触りや色の重なりを設計します。今回は、ワークショップで使いやすい厚みと、日本の四季を感じさせるデザインをセレクトしました。
「Das ist toll!(これはすごい!)」と目を輝かせるドイツの学生たち。そこには、言語による説明を超えた「つくる喜び」の共有がありました。
印刷の枠を超え、街の輪郭を彩るパートナーとして
私たちサンノー企画印刷は、本社を構える山形県長井市から、デザインと印刷を通じて「街の温度」を上げていくことを大切にしています。
自社ブランドである「THE WRAPPING TAILOR(ザ・ラッピングテーラー)」や、遊び心を形にするプロジェクト「MonMonMon」の活動も、すべては「人と人が出会うきっかけ」をつくるためのものです。今回のように、私たちの製品が海を越え、現地の市長や市民の皆さんに喜んでいただけたことは、地方の小さな印刷会社にとって何よりの誇りです。
「ただの紙」が、誰かの宝物になったり、遠い国の友だちとの思い出になったりする。そんな可能性を信じて、私たちはこれからも「対話」を大切にしながら、形のない想いを形にし続けていきます。
まとめ
今回のドイツでの出来事は、私たちに改めて教えてくれました。良いデザインと確かな印刷技術があれば、それは国境さえも軽やかに飛び越えるメッセージになるのだと。
私たちはこれからも、クライアントの皆様と一緒に悩み、楽しみながら、世界を少しだけカラフルにするお手伝いをしていきたいと考えています。長井市の工場から、次はどんな「ワクワク」を届けられるでしょうか。
関連リンク
THE WRAPPING TAILOR https://housoushi.base.shop/
山形県長井市 公式サイト https://www.city.nagai.yamagata.jp/
Badische Zeitung(現地報道メディア) https://www.badische-zeitung.de/