


2025年8月6日、山形市のやまがたクリエイティブシティセンターQ1にて、共同企画で「ROOTS & School」の一環としてワークショップを開催しました。この日は「マルシェの日は体験教室開校」というタイトルの通り、施設全体が賑わう中での特別な開校です。山形が誇る「花笠まつり」にちなみ、花笠柄のシルクスクリーンでTシャツを作る体験を通して、地域の文化に触れ、自分の手で形にする喜びを分かち合いました。

なぜ「ROOTS & School」で印刷体験を行うのか?
このプロジェクトは、地域のルーツ(根源)を学び、現代の感性で表現し直す「学校」のような場所を目指しています。
私たちは印刷会社として、単に紙に色を乗せるだけでなく、「文化をどう次世代へ繋ぐか」を常に考えてきました。花笠まつりという山形の大きなROOTSを、ただ見るだけではなく「自らの手で刷る」という身体的な体験に変えること。そうすることで、伝統が自分事になり、より深い愛着が生まれると考え、今回の体験教室を共同で企画しました。
「教える」のではなく「一緒に作る」。MonMonMon(サンノー企画印刷)が大切にする対話
今回の役割は、シルクスクリーンの道具やデザインを用意するだけではありません。参加者の方々が「どの花笠のデザインを、どの位置に、何色で配置するか」を考える、クリエイティブな試行錯誤をサポートすることに重点を置きました。
「この色を重ねたら、もっとお祭りっぽくなりますね!」「あえてズラして刷るのも、動きが出て素敵ですよ」
そんな会話を楽しみながら、私たちはプロとしての技術を伝えつつ、参加者の皆さんの自由な発想に刺激をいただく。印刷機の前では味わえない、人と人が向き合いながら一つのものを作り上げていく時間は、私たちにとっても大切な学びの場となりました。

Q1のマルシェから、花笠の熱狂へ。地域と混ざり合う一着
当日は山形市・Q1で開催されていたマルシェの活気もあり、お子様から大人まで多くの方に足を運んでいただきました。
刷り上がったばかりのTシャツを見て、「これ、私が作ったんだよ!」と誇らしげに話すお子さんの表情。そして、完成したばかりのオリジナルTシャツにその場で着替え、「これから花笠を観に行きます!」と笑顔で会場を後にされる皆さんの姿。
場所: 地域とクリエイティブが交差するQ1
相手: 共に企画を盛り上げたQ1スタッフ、マルシェに集う市民の皆さん
プロジェクト: ROOTS & School(マルシェの日は体験教室開校)
私たちが作ったデザインが、皆さんの手によって個性豊かなTシャツに生まれ変わり、そのまま夏の山形の風景へと溶け込んでいく。印刷という仕事が、地域や祭りの熱量とダイレクトに繋がった瞬間でした。

まとめ
今回のプロジェクトを通じて見えてきたのは、技術や伝統は「体験」を通してこそ、今の暮らしに息づくということです。
この活動は、これからも続いていきます。私たちは印刷という枠を超え、地域の皆さんと一緒に考え、手を動かし、新しい価値を形にしていきたい。これからも「一緒に何かつくれそう」と感じていただけるような、温度感のある関わり方を大切に、山形の文化を編み直していきます。