project

ホームプロジェクト

「THE WRAPPING TAILOR」が繋いだ縁。一人の学生クリエイターと歩んだ15ヶ月の軌跡と、その先の未来


2026年2月。山形の冬を熱く彩る「東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展」を訪ねました。私たちの目的は、サンノー企画印刷が運営するショップ「THE WRAPPING TAILOR」で、2024年夏のオープン時からインターンとして伴走してくれた土田君の晴れ舞台を見届けること。

一通の画面越しの出会いから始まったこのプロジェクトは、単なる「就業体験」を超え、デザインと印刷、そして地域が溶け合う豊かな時間となりました。

Zoomの向こう側にいた「静かな熱量」との出会い
彼との出会いは、オンラインの合同説明会でした。画面越しに伝わってきたのは、どこまでも誠実で、少し控えめながらも一本筋の通った芯の強さ。地元、山形県出身の彼が持つ独特の空気感に、私たちは直感的に「一緒に面白いことができそうだ」と感じたのを覚えています。

2024年8月、ショップの立ち上げという激動のタイミングでジョインしてくれた土田君。当初の印象通り、寡黙に、けれど着実に目の前の課題と向き合う彼の姿勢は、チームにとって大きな信頼の柱となりました。

「包む」をデザインする。職人とクリエイターの間で
サンノー企画印刷が「THE WRAPPING TAILOR」を通じて伝えたいのは、贈る心を形にする豊かさです。土田君には、店内の装飾やイベントスタッフとしての活動だけでなく、ショップオリジナルの包装紙デザインも手がけてもらいました。

彼が担った役割:

ショップの世界観を形にする店内ディスプレイ

贈る相手を想像させるオリジナル包装紙の制作

対話を通じて「包む」を提案する接客

「これ、土田君がデザインしたんですよ」とお客様に誇らしくお伝えできるプロダクトが生まれたことは、私たち印刷会社にとっても、クリエイターの卵と深く関わる喜びを知る貴重な経験となりました。


銅版に刻まれた世界観と、長井市への新しい一歩

卒展の会場で目にした彼の作品は、卒業年次でわずか12人しか選ばれない「美術科賞」に輝いていました。タイトルは『深深 I』。緻密な銅版彫刻(エングレービング)の世界には、彼の中に流れる静かで深い思考が、繊細な線の一本一本に宿っているようでした。インターンで見せてくれた丁寧な仕事ぶりが、表現者としての土田君の根底にあるのだと改めて実感し、胸が熱くなりました。

そんな彼、実は今春から、サンノー企画印刷の本社・工場がある山形県長井市の企業への就職が決まっています。

「卒業したらお別れ」ではなく、これからは同じ「長井市」というフィールドで活動する仲間になります。私たちが大切にしている「地域と共に歩む」という姿勢が、こうした形で実を結んだことを心から嬉しく思います。

まとめ
印刷会社は、紙にインクを載せるだけの場所ではありません。
学生という多感な時期のクリエイティビティと、私たちの技術や場が交差したとき、そこには新しい価値と「縁」が生まれます。

土田君、15ヶ月間本当にありがとう。君がデザインしてくれた包装紙は、これからも誰かの「大切な想い」を包み続けます。創作活動も、新しい仕事も、君らしく楽しんで。長井の街でまた会いましょう!

関連リンク:
東北芸術工科大学 卒業/修了研究・制作展 2025  https://www.tuad.ac.jp/sotsuten/
THE WRAPPING TAILOR 公式Instagram:https://www.instagram.com/the_wrapping_tailor/

関連ページ